ペット・セメタリー A

(PET SEMATARY)1989

監督 メアリー・ランバート  
キャスト デイル・ミッドキフ ルイス(夫) 
  デニーズ・クロスビー レイチェル(妻)
  ブレーズ・バーダール エリー(長女)
  ミコ・ヒューズ ゲイジ(長男)
  フレッド・グウィン ジャド・クランドル(向かいの爺さん)
  ブレッド・グリーンクィスト ヴィクター・パスコウ(事故死した青年)
  スーザン・ブロマールト

ミッシー(胃痛の家政婦)

  ブリティッシュ・ショートヘア(猫)

チャーチ(猫)

ペット・セメタリー(ペット霊園)のその奥にある秘密の埋葬地。

そこに埋められた死者は・・・・

 

スティーヴン・キング原作のホラーです。

 

前半はややぬるい感じですが、終盤はスプラッター的描写もあって結構怖いです。

 

(タイトルについて)

セメタリー(墓地)の正しい英語スペルは cemetery ですが、原作小説も映画原題も sematary となってます。これは作中で墓地入り口にある子供がスペルミスをして書いた看板に由来してます。

日本語版の小説はそれを考慮して「ペット・セマタリー」というタイトルにしてますが、映画の邦題は「ペット・セメタリー」になってます。

 

蘇えりし幼子ゲイジ君の邪悪な感じは、前年公開の「チャイルド・プレイ」を彷彿とさせます。本来愛すべき者、守るべき者が邪悪になって襲ってくるのはコワイですねー。

 

作中で秘密の埋葬地を使っていたとされたミクマク族は北米のネイティヴ・アメリカンで、現在もカナダやアメリカにいる部族です。

邪悪な部族でも何でもありませんが、「死者復活」的な伝承があったりするのかもしれまん、わかりませんが。

 

(音楽)

原作者スティーヴン・キングがファンという事でロックバンドのラモーンズがエンディング曲「Pet Sematary」を唄ってます。

ホラー的な恐怖の余韻が残る中、いきなりラモーンズのポップ・ロックが流れ出すエンディングにはやはり違和感が・・・

 

(見どころ)

●蘇えりし邪悪な者ども。

 

(好きなところ)

●良い幽霊ヴィクター・パスコウ。

グロいヴィジュアルで最初は怖かったですが、段々とコミカルな立ち位置になっていく感じが面白いです。

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)「神様、弟を返して!」お姉ちゃんの願い。

 

エリー

I'm going to carry this picture Mr. Crandall, until God lets Gage come back.

(クランドルさん、わたし、この写真ずっと持ってる。神様がゲイジ(弟)を返してくれるまで。)

 

ジャド・クランドル

Ellie, God doesn't do things like that.

(エリー、神様にもそれは出来ないんだよ。)

 

エリー

He can if he wants to.(できるはずよ!)

 

 

(シーン②)かえれし者

ジャド

Well, that, sometimes, dead is better.

The person you put up there ain't the person that comes back.

It may look like that person, but it ain't that person.

Because whatever lives in the ground beyond the pet cemetery ain't human at all.

 

時には死の方がいい。

あそこから帰ってきた奴は変っちまうんだ。姿は同じでも別人になってる。

ペット・セメタリーの向こうから来る生命はもう人間じゃない。