フレンチ・コネクション C
(THE FRENCH CONNECTION)1971
監督 | ウィリアム・フリードキン | |
キャスト | ジーン・ハックマン | ポパイ・ドイル |
ロイ・シャイダー | クラウディ・ラソー | |
フェルナンド・レイ | アラン(ヤクの売り手の仏人) | |
マルセル・ボズッフィ | ニコル(ヒットマン) | |
トニー・ロー・ビアンコ | サルバトーレ・ボカ | |
フレデリック・デ・パスクワーレ | アンリ・デブロー(仏の役者) | |
ビル・ヒックマン | マルデリック(財務省) | |
ハラルド・ギャリー | ワインストック(ヤクの買い手) |
フランスから麻薬を密輸しようとするワルどもを追う刑事を描いた作品です。原作は
同名のノンフィクション小説です。実際にフランスから
密輸入された麻薬を押収したニューヨーク市警の刑事2人がモデルになっています。
アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、編集賞を受賞しました。
コワモテで執念深いタフガイ刑事を演じて主演男優賞を受賞した
ジーン・ハックマンは本作で一躍有名になりました。
そんなに巧い演技とは思えませんでしたが 、演じたドイル(ポパイ)刑事のタフガイキャラが受けたのかな。この役のイメージが強かったのか、その後も同じようなハードなタフガイを演じることが多い気がします。
同年の「ダーティハリー」と並び、その後の刑事アクションモノの礎と
なった作品だと思います。
アウトローな刑事という点では同じですが、個人的にはユーモアのセンスもありヒーローエンターテイメントとして楽しめる「ダーティハリー」の方が好きです。本作はちょっと暗いし、前半は淡々としすぎて退屈。ストーリーも掴みづらかった。後半になるとアクションも入り緊迫した場面もありましたが、あのラストは後味が悪すぎる。最後の銃声は一体・・・
(見どころ)
●音 こだわってるなと思いました。
BGMは使い所を要所に限っていました。
役者の息遣い、足音、駆け音、街の雑音がはっきりと聴こえます。
カメラワークと相まってリアリティが出てました。
要所で流れる弦楽器やピアノのBGMも効果的。オシャレだし。
★★★PICK UP ENGLISH!★★★
ポパイ
You ever been in Poughkeepsie?
Come on, say it. Let me hear you say it.
Have you ever been to Poughkeepsie?
You've been to Poughkeepsie. I wanna hear it!
You sat on the edge of the bed.
You took off your shoes and picked your feet, didn't you?
Now say it!!
(お前ポーキプシーにいたことがあるな。ほら、どうなんだ。
いたことあるんだろ。答えろよ!言えよ!
ベッド端に座って、靴を脱いで足をこすっただろ!そうだろ!!)
映画序盤でポパイの強引さを伝える印象的な場面ですが、とても訳が難しい所です。相手を動揺させるために怒鳴り散らしているだけなので、ポパイの台詞に意味はまったくありません。「てめーが何者だろうが、何を言おうが、とっ捕まえてやる!」って感じですかね。