フル・モンティ A
(THE FULL MONTY)1997
監督 | ピーター・カッタネオ | |
キャスト | ロバート・カーライル | ガズ |
マーク・アディ | デイヴ | |
ウィリアム・スネイプ | ネイサン(ガズの息子) | |
トム・ウィルキンソン | ジェラルド(元工場主任) | |
スティーヴ・ヒューイソン | ロンパー(自殺未遂) | |
ポール・バーバー | ホース(黒人) | |
ヒューゴ・スピアー | ガイ(特大) | |
エミリー・ウーフ | ガズの元妻 |
イギリス映画です。
失業して困った男達が、金を稼ぐためにストリッパーになる事を決意。
ステージに立つまでをコミカルに描いた作品です。
それなりに笑えて、それなりに元気づけられる映画です。
(見どころ)
●男達の哀愁、奮起、子供っぽさ。
(好きなところ)
●職安かどこかで列を並んでる時に
流れてきた音楽に合わせて体を揺らす
メンバー。体動いちゃうよねー。
★★★PICK UP ENGLISH!★★★
和訳が光る台詞です。
ガズ
They bloody are, you know. They're holding hands.
(奴らデキてるぜ。手なんかつないでやがる。)
デイヴ
They're never.
(まさか。)
ガズ
Straight up.
(マジだよ。)
デイヴ
I never even hold hands with ruddy lassies.
(オレなんか女の子と手をつないだことさえないのに。)
デイヴ
There's nowt so queer as folk.
Hahahaha!!
I said, there's nowt so queer as folk.
(芸を極めるのも大変だな。ハハハッ!奴らゲイを極めやがった!)
ガズ
Hahahaha!!
Shut up, Dave.
It's suppose to be a bloody funeral.
(ハハハッ!黙れよデイヴ。 葬式だぜ。)
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ものすごくイギリス的な英語、俗会話です。
アメリカ人はとにかく何でもfuckを付ければいいと思ってますが、
イギリス人はなんでもbloodyやruddyを付ければいいと思ってるようです。
There's nowt so queer as folk.の台詞の後で二人が吹き出して笑うシーンが好きです。直訳すると「普通の人ほど変な奴はいない。」となるでしょうか。誰でも変なところがあるもんだって意味合いだと思います。
queerには「不思議、奇妙」という意味と、「ゲイ、同性愛」という意味があるので、それが掛ったジョークになってます。
上の和訳は字幕のまんまですが、秀逸ですね。うまい!
*nowt は nothing の事です。