バンテージ・ポイント A

(Vantage Point)2008

監督 ピート・トラヴィス  
キャスト デニス・クエイド トーマス・バーンズ(シークレットサービス)
  シガニー・ウィーバー レックス(TVプロデューサー)
  フォレスト・ウィテカー ハワード(ビデオカメラの男)
  ウィリアム・ハート ヘンリー・アシュトン米大統領
  エドゥアルド・ノリエガ エンリケ(利用された地元市警)
  エドガー・ラミレス ハビエル(利用された元特殊部隊員)
  アイェレット・ゾラー ベロニカ(テロ組織の女)
  サイード・ダグマウイ テロの首謀者
  マシュー・フォックス テイラー(トーマスの同僚・シークレットサービス)
  ゾーイ・サルダナ アンジー(TVレポーター)
  ブルース・マッギル フィル(大統領側近)
  ジェームズ・リー・グロス テッド(大統領補側近)
  ギレルモ・イヴァン フェリペ(自爆ホテル従業員)
  アリシア・ジャジズ・ザピエン アナ(女の子)
  ドロレス・ヘレディア アナの母

変わった作りのサスペンス・アクション。

米大統領狙撃事件に居合わせた人達それぞれの視点から事件を描き核心に迫っていく構成。

 

事件の起こった20分くらいの間の出来事を、視点(一人称)をかえて繰り返し描くことで、徐々に事件の流れや全貌が見えてくる仕組みになってます。

 

視点・アングルは違えど、同じシーンを繰り返し見せられるので、途中ちょっと飽きてきましたが、終盤に一気に話が進んで盛り上がりスリリングでスピーディーな展開を楽しめました。

 

監督のピート・トラヴィスは劇場公開映画初監督とのことですが、なかなか複雑な構成の作品を上手にまとめたなと思います。

また終盤のカーアクションは見事。

キャストも見栄えは地味目ですが、なかなかの実力者揃いで良かったと思います。主人公でシークレットサービスのトーマスを演じたデニス・クエイドが特に良かったです。過去のトラウマから任務に不安を感じながらも決してあきらめす必死で事件を追う、あのいかつい表情が良かった。

 

「8人の視点で描かれる」という宣伝文句でしたが、描かれたのは8パターンではなく6パターンでした。

 

(見どころ)

●終盤のカーチェイス

事件現場にいた当事者達が「ガード下」に再び集っていきます。カーチェイスとともに、事件そのものも一気にクライマックスへと突き進んでいくあの盛り上げ方は見事。

 

シガニー・ウィーバー演じたキャラだけは序盤の登場だけで、事件には全然関係なかったな・・・

 

 

★★★PICK UP LINES★★★

TVレポート

 

The president of the United States has been shot.

There have been several gunshots.

It appears there was also a bomb that went off outside the plaza.

There are people running scared・・・・     DOOOON!

 


合衆国大統領が撃たれました。数発の銃声が聞こえ、また広場の外では爆弾が爆発したもようです。怯えて逃げ惑う人々が・・
ドォォォーン!(爆発)

 


※タイトルの vantage point は「有利な地点」「観点」といった意味。