バベル C

(BABEL)2006

監督

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

 
キャスト ブラッド・ピット リチャード(夫)
  ケイト・ブランシェット ススーザン(妻)
  ネイサン・ギャンブル マイク(息子)
  エル・ファニング デビー(娘)
  アドリアナ・バラッザ アメリア(乳母)
  ガエル・ガルシア・ベルナル サンチャゴ(アメリアの甥)
  役所広司 綿谷
  菊池凛子 綿谷チエコ
  刑事 二階堂智
  歯医者 小木茂光
  モハメド・アクザム バスガイド
  ムスタファ・ラシーディ アブドゥラ(父)
  サイード・タルカーニ

アフメッド(兄)

  ブブケ・アイト・エル・カイト ユセフ(弟)
  アブデルカデール・バラ ハッサン
   一発の銃弾が・・・・
   一発の銃弾が・・・・

群像劇です。悲劇です。

モロッコ、メキシコ、東京を舞台とした3つのストーリーが展開していきます。

 

人間が天にまで届く「バベルの塔」を

作ろうとし、それに怒った神が人々の

話す言語をバラバラにさせることで

人々が散っていった という旧約聖書のお話から付けられたタイトルです。

 

言葉、国、人種。いろんな違いでわかりあえず、すれ違う事で起きる悲劇や、

引き裂かれる家族の絆。そんな悲しさ、やりきれなさを描いた重苦しい作品。

暗い!

 

140分と少し長めの尺を、最後まで観させるだけの緊張感とクオリティーは持ってますが、なにせ話が暗く、観ていて気が重たくなります。

これも映画ですし、まったく救いの無い終わり方ではなかったですが、映画だからこそ、もう少し救いが欲しいなーと思ってしまったりもします。

気軽なエンターテイメント作ではないので、観る時は選びたいですね。

 

カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しました。

長い名前の監督さんはメキシコ人です。

 

東京でロケが行われ、役所広司、菊池凛子など日本の俳優も出演し多少話題になりました。東京編は話が他と独立していて、日本人役者がブラピや

ケイト・ブランシェットなどのスター俳優と直接共演する所は無いです。

菊池凛子はアカデミー助演女優賞にノミネート、その他の賞を受賞するなど海外で演技が評価されました。全裸になるだけあって気合入ってる感じは

しました。でも脱ぐ必要は無かった気もしますが。

 

(特に気が沈んだところ)

●警官に撃たれて死んじゃうお兄ちゃん。悲しいね。

●メキシコに強制送還された乳母のアメリアおばちゃん。かわいそうだね。

★★★PICK UP LINES★★★

事の発端

モロッコの兄弟の会話・・・たぶんアラビア語かな?

字幕がなったので日本語で。

 

兄:「ほらな当たらない。」

 

弟:「撃たせて。」

 

兄:「あのバスを撃て。」