ハスラー B

(The Hustler)1961

監督 ロバート・ロッセン  
キャスト ポール・ニューマン エディ・フェルソン
  パイパー・ローリー サラ
  ジョージ・C・スコット バート・ゴードン
  ジャッキー・グリーソン ミネソタ・ファッツ
  マイロン・マコーミック チャーリー
  マーレイ・ハミルトン フィンドレイ

ハスラー。

ギャンブル・ビリヤードを

生業とする者。

そんな表と裏社会の狭間に

生きる男を描いた物語です。

 

hustler は「詐欺師、賭博師」

って意味で、賭けビリヤードのプレイヤーを指す言葉ではありませんが、本作、そして1986年の続編「ハスラー2」のヒットの影響か、(賭け)ビリヤードをする人の意で定着してる気が。

 

ビリヤードも見せ場の一つかとは思いますが、ビリヤード・プレイヤーを

描いた作品ではなく、実力次第で大金を手に入れられるシビアなギャンブルの世界に生きる男を描いた人間ドラマです。

かたぎではない世界で、才能ある者を喰らい尽くそうとする金持ち達、品格と威厳を持った強者。翻弄される女。そんな哀れの漂う大人なドラマです。

 

ビリヤードのシーンは、ほとんど俳優本人が突いてるそうです。

ファッツ役のグリーソンは元々経験者でかなりの腕だったそうですが、

ニューマンはほとんど経験がなく猛特訓したそう。

 

序盤で24時間以上ぶっ続けで賭けビリヤードをするシーンがあります。

ギャンブル・ゲームと言えば他にもポーカーや、日本では麻雀がありますが、夜通しやり続けるという不健康さはどれも同じだな~。

 

(見どころ)

●主演ポール・ニューマン かっこいい。

 品格と知性を持ったファッツを演じたジャッキー・グリーソンも

 かっこいい。

 本性がヤクザなバートを演じたジョージ・C・スコットもいい。

 

(ビリヤードについて)

●作中フィンドレイ邸で、「ビリヤード」と「プール」についての

 会話シーンがありました。

 

 ビリヤードには大きく2種類あります

・キャロム・ビリヤード

・ポケット・ビリヤード (プール)

 

キャロムはテーブルに穴が空いてないです。ワンショットで手玉を2つ以上の玉に当てるゲーム。

ポケットはナインボールやエイトボールでお馴染み、ボールを穴に落とす

ゲーム。日本でビリヤードと言えばポケットの方でしょう。

 

しかし米ではビリヤードと言えば一般にはキャロムを意味するようで、

それと区別してポケットビリヤードをプールと呼んでます。

★★★PICK UP LINES★★★

ボーン・ルーザー

 

ゴードン

May I get personal?(一言いいか?)

 

エディ

What have you been so far?(今さら何だよ。)

 

ゴードン

Eddie, you're a born loser.(エディ、お前は落後者だ。)

 

 

※born loser  DVDでは「落後者」と訳されてましたが、

 「ダメなやつ」「負け犬」「見込みのない奴」って感じでしょうか。

 

 

関連作品

ハスラー2