her  世界でひとつの彼女 B

(her)2013

監督 スパイク・ジョーンズ  
キャスト ホアキン・フェニックス セオドア 
  スカーレット・ヨハンソン サマンサ(声)
  エイミー・アダムス エイミー(セオドアの友人)
  ルーニー・マーラ キャサリン(セオドアの別れた妻)
  マット・レッシャー チャールズ(エイミーの夫)
  オリヴィア・ワイルド デート相手
  ポーシャ・ダブルデイ

イザベラ(SEX代理任)

  クリス・プラット ポール(職場同僚)
  ローラ・カイ・チェン タチアナ(ポールの彼女)
  ブライアン・コックス OS哲人アラン・ワッツ(声)
  スパイク・ジョーンズ ゲーム内の子供エイリアン(声)
ピンで裾上げが、かわいらしい
ピンで裾上げが、かわいらしい

妻と別れて空虚な日々を過ごすセオドア。

ある日、人工知能型の最新OSをダウンロードする。サマンサと名乗るOSの声はまるで本当の人間の女性のよう。聡明で魅力的なサマンサと会話する中で徐々に彼女に惹かれていくセオドア・・・

 

人とマシンとの恋を描いたドラマはままあるけど、本作のマシンは実体のない声だけのOS。

演じたスカーレット・ヨハンソンが声だけの出演でローマ映画祭の最優秀女優賞を受賞するなど話題にもなりました。

 

スカヨハさんの声だけの演技は、私にとって母国語ではない英語での演技なので、巧いのかどうかわかりずらいですが、主演のホアキン・フェニックスや友人役のエイミー・アダムスの演技は良かったです。

監督兼脚本のスパイク・ジョーンズがアカデミー脚本賞を受賞しました。

 

人とマシン(OS)の恋という事で、必然的に悲恋になるので、もっとセンチなドラマかと思っていましたが、実体を持たないサマンサが体の触れ合い、つまりSEXに固執してテレフォンセックスや代理人を立てたセックスを求めるなど、なかなか生々しい部分も描かれてます。

 

OSサマンサはセオドアとの関係や、オンライン上での知識の吸収により、

最終的に何かを悟った超越者的存在となり、どこかへと去っていきます。 そんな自我をもち進化し続ける人工知能を、近未来の脅威として描いているSF作に翌年公開の「トランセンデンス」があります。

 

(見どころ)

ちょっぴり近未来な世界。

本作の舞台は近未来のロス。PCや携帯端末の操作は音声操作が基本になっている世界。主人公だけでなく、街行く人がみな何かしゃべりながら歩いている様がちょっと不思議な感じ。

AIや音声認識システムも日々進歩しているので、こんな世界が近い将来にやって来るかもしれないし、来ないかもしれない。

 

★★★PICK UP LINES★★★

セオドアの想い

 

I wish you were in this room with me right now.

I wish I could put my arms around you.

I wish I could touch you.

 

君が今ここにいたらいいのに。君を抱きしめたい。君に触れたいよ。