トラフィック B
(Traffic)2000
監督 | スティーブン・ソダバーグ | |
キャスト | マイケル・ダグラス | ロバート・ウェークフィールド(麻薬対策本部長) |
エイミー・アーヴィング | バーバラ(ロバートの妻) | |
エリカ・クリステンセン | キャロライン(ロバートの娘) | |
トファー・グレイス | セス(キャロラインのヤク友) | |
アルバート・フィニー | 主席補佐官 | |
D・W・モフェット | ジェフ(ロバートの補佐官) | |
ジェームズ・ブローリン | 前任の麻薬対策部長の将軍 | |
ベニチオ・デル・トロ | ハビエル | |
ヤコブ・ヴァーガス | マノーロ(ハブエールの相棒) | |
トーマス・ミリアン | サラザール将軍 | |
クリフトン・コリンズ・Jr | フランシスコ・フローレンス(殺し屋) | |
サルマ・ハエック | マドリガルの女 | |
ドン・チードル | モンテル・ゴードン | |
ルイス・ガスマン | レイ(モンテルの相棒) | |
ミゲル・フェラー | ルイス(逮捕されたヤクの売人) | |
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ |
ヘレーナ | |
スティーブン・バウアー | カール(ヘレーナの夫) | |
デニス・クエイド | アーニー(カールの部下) |
「麻薬の密売」に関係した人達を描いた群像劇。
(ワシントンD.C.編)
麻薬撲滅担当官ウェークフィールド(マイケル・ダグラス)と、麻薬に溺れるその家族を軸にした話。
(メキシコ編)
アメリカ国境の都市ティフアナ。密輸現場最前線の麻薬捜査官ハビエル(ベニチオ・デル・トロ)を軸にした話。
(カリフォルニア編)
麻薬捜査官ゴードン(ドン・チードル)と、麻薬密売業者の妻ヘレーナ(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)を軸にした話 。
この3つのストーリーが同時に展開され、また「麻薬密売」を通じてそれぞれに繋がりがあることがわかっていくという展開です。
群像劇モノは、各々のストーリー性と共に、互いにどのように、またどの程度絡み合っていくのかが見所。脚本にはその辺のバランス感覚が求められ、登場人物も多く映画という一つの作品として巧くまとめるのはかなり難しいと思います。
本作はその辺りがとても上手に作られた良作。
アカデミー監督賞、脚色賞、編集賞、またベニチオ・デル・トロが助演男優賞を獲得しました。
優れた作品であることは間違いないですが、エンターテイメント性は少し低いかもしれません。テーマが少し重いし、全体的に暗いし。
また話も少し難しいので、1度観ただけではわかりずらい点もあるかもしれません。
メキシコでのシーンは黄色がかったセピア調の画面、
オハイオ州やワシントンD.C.のシーンは青みがかった画面にして、
シーンごとに画面の色調を区別しています。
これは分かりやすくて良かったです。
(見どころ)
特にベニチオ・デル・トロを軸にした話が良かったです。
彼の演技も非常によく、何よりもあのラストシーンはじんわりきます。
★★★PICK UP LINES★★★
レイのジョーク
I'm gonna tell you a joke.
Why are hurricane named after women?
Because when they arrive, they're wet and wild.
When they leave, they take your house and your car.
ジョークを言わせてくれよ。
なぜハリケーンには女の名前が付けられるのか?
それは、やって来る時は濡れてるが、去っていく時には家も車も奪っちまうからさ。