トゥームレイダー ファースト・ミッション A
(TOMB RAIDER)2018
監督 | ローアル・ユートハウグ | |
キャスト | アリシア・ヴィキャンデル | ララ・クロフト |
ドミニク・ウェスト | ジェームズ・クロフト(ララの父) | |
ウォルトン・ゴギンズ | マサイアス・ヴォーゲル | |
ダニエル・ウー | ルー・レン | |
クリスティン・スコット・トーマス | アナ(ララの後見) | |
ハナ・ジョン・カーメン | ソフィ(ララの友人 ルームメイト) | |
ニック・フロスト | 質屋のオヤジ | |
ジェイミー・ウィンストン | 質屋の妻 | |
デレク・ジャコビ | 弁護士 | |
アナベル・エリザベス・ウッド | 女性ファイター |
1996年から続く人気ゲームシリーズ
トゥームレイダー
その主人公で世界の遺跡を巡る女性冒険家ララ・クロフト。
彼女がまだ冒険家になる前、そのきっかけとなった最初の アドベンチャー。
2001年と2003年に、アンジェリーナ・ジョリー主演で2作品が作られて以来の映画化。
(原作 2013年のゲーム「トゥームレイダー」)
2013年に、これまでのシリーズを一新したゲーム「トゥームレイダー」が発売。ララが冒険家への道を歩むきっかけとなる物語を描いた傑作ゲームで、本作はこのゲームが原作となってます。
非常に素晴らしいクオリティの神ゲー。
ゲーム性やグラフィック、ムービーシーンの演出もズバ抜けてます。
(ララやその他のキャラも、実際の俳優の演技をモーションキャプチャーでCG化してます。今やゲームはPCの中だけじゃなく、広大なスタジオで 撮影しながら作ってます。それってもはや映画。)
(原作ゲームと映画)
映画でもゲーム版のおおまかな設定や雰囲気を踏襲してます。
日本の孤島が舞台で卑弥呼の謎を追うという筋。
卑弥呼の設定は変ってます。
ゲーム版では「体を乗っ取り現代に蘇ろうと企む邪悪な奴」でしたが、映画版の「致死性ウイルスのキャリアのため自ら孤島に隔離された」という設定はなるほど&面白かったです。
アクションの演出ではゲームの内容をそのまんま使っているシーンもあり、ゲーム版のクオリティの高さを示してます。
(アクションの演出だけで言えば、実写に比べ表現的な縛りのないゲームの方がより激しくスリリングです。)
原作ゲームのファンはより楽しめます。
(ストーリー)
ストーリーは陳腐で、ララ以外の主要キャラ3人(父親、船頭のルー・レン、敵役のマサイアス)にはまるで魅力がなく、ゲーム・ファン以外にはハードなアクション・シーンしか印象に残らないかもしれません。
脇役アナを演じたクリスティン・スコット・トーマスが一番キャラ立ってた。
オープニングに「TOMB RADER」のタイトルバックがなく、エンディングロール手前で出ます。
映画が始まった時点では、ララはまだトゥームレイダーではないので、そういう演出にしたのかと思います。
ゲームは続編が作られ、3部作になってます。
ゲームと同じく、悪の組織「トリニティ」の存在が明らかになったので、
アリシア版の続編、個人的には観たいなと思います。
(見どころ)
●新しいヒロイン
アリシア・ヴィキャンデル
アンジー(170㎝)に比べるとやや小柄なアリシア版のララ(166㎝)。
体も相当鍛えてきたようですが、ゴツくなりすぎないよう女子らしいボディ・ラインもキープし、ハードなアクションをこなす様が 健気でかわいい。
アクティブで好奇心旺盛だけど、無双感漂うアンジー版とは異なり、まだ普通の女子という設定。そんな普通女子がハードな体験を通して肝が据わっていく感じが見どころです。
泥水の中、相手の首を絞めて、初めて人を殺してしまったシーンが印象的。
●ゲーム版の再現度の高さ
墜落した飛行機の残骸が出てきた時は、ちょっとテンションあがりました。
ゲーム版は、やたら高所にぶら下がる演出が多かったなー。
★★★PICK UP LINES★★★
オープニング ファイトで負けて
ララ
Don't say it.(やめて、言わないで。)
ソフィ
You got whupped, girl. You got to whupped.
(ボロ負けね、あなた。ボロ負け。)
ララ
Not whupped.(そこまでじゃ。)
ソフィ
Okay. Not whupped. Marmalized.
(あらそう、じゃあ、ボッコボコよ。)
※whup も marmalize も「打ちのめす、ぶちのめす」という意味の口語。
marmalize はブリティッシュ・スラングみたいです。