アメリカ テキサス州。

15年前の少年失踪事件を捜査するレンジャーの女性隊員サマンサ

(ﾙｼｱﾅ･ﾍﾟﾄﾗｻﾞ)。

容疑者として浮上したのは牧場経営をする地元の有力者スコット・ブリッグス(ﾛﾊﾞｰﾄ･ﾃﾞｭﾊﾞﾙ)。

田舎の典型的な保守的カウボーイオヤジのブリッグス。家族を愛し、事件の陰に怯える老人の憂いを描いたカントリー･ファミリー･ドラマ。

 

名優ロバート･デュバルが御年84歳で製作･監督･脚本･主演を務めた作品。

出演者にジョシュ･ハートネットやジェームズ･ブランコの名があったので観てみましたが、完全に邦題に騙された感じです。

基本的にはカントリー映画だと思いますが、それだけじゃ物足りないと思ったのか、サスペンスやアクション要素をねじ込んだ感じです。

 

デュバル自身はカリフォルニア州サンディエゴの都会生まれです。

女性レンジャー役のルシアナ･ペトラザはデュバルの奥さんです。

（2005年デュバル4度目の結婚相手。41歳年下。）

 

話題性の乏しいＢ級作をなんとかアピールしようとして、内容とまったく異なる邦題や宣伝文句をつける事は良くありますが、本作もその典型です。

「ディスクローズ」は「明らかにする、暴露する」という意味ですが、そういうサスペンス的要素は極めて薄いです。

 

（テキサス・レンジャー）

テキサス州公安局に属する組織で、州保安官の別形態のような組織かな。

開拓時代の自警団がルーツ。カウボーイハットにブーツ。テキサスの誇り、ヒーロー的部隊。

公安局で一定のキャリアを積んだ人しかなれないそう。

作中でもメキシコ人に嫌われてましたが、かつてはメキシコ人やネイティブ・アメリカンには相当ひどい仕打ちをしてきたという暗部もあります。

 

（見どころ）

●頑なで強面だけど、実は弱さをかかえるテキサス･オヤジのファミリー・ドラマとしてみればまあまあかなと。

広大な自然もステキ。

あんなとこを馬で走れたら気持ちいいだろーなー。馬乗れないけど。