ディアトロフ・インシデント 

(THE DYATLOV PASS INCIDENT2013

監督 レニー・ハーリン  
キャスト ホリー・ゴス ホリー・キング(企画者 / リポーター)
  マット・ストーキー ジェンセン(監督)
  ルーク・オルブライト JP・ハウザー(登山家)
  ライアン・ホーリー アンディ・サッチャー(登山家)
  ジェマ・アトキンソン

デニス(カメラマン)

  ニコライ・ブーテニン

セルゲイ(トラックに乗せてくれた人)

  セルゲイ・ロバノフ

酒屋のオヤジ 

 

1959年ソ連のウラル山脈で登山をしていた男女9人が遺体で見つかった事件「ディアトロフ峠事件」を題材にしたスリラーホラー

「X-ファイル」的な感じ。

英・米・露の合作映画。

 

事件の真相を探るドキュメンタリー映画制作のため5人の若い男女が現地を訪れる様子をファウンド・フッテージ、モキュメンタリー形式で描いた作品。

 

この形式の作品は「ブレアウィッチ・プロジェクト」や「クローバー・フィールド」みたいに、逃げ回り走り回りながら撮ったハンディカメラの映像という体なので画面が激しくブレたり、それっぽくノイズを走らせたり、見にくくて目が疲れるから好きじゃないんですが、本作はドキュメンタリー映画の制作という体のおかげか画面の揺れは少なく比較的見やすかったです。

 

バーのおっさんがジョン・マルコビッチに似てたなー・・・

 

※ファウンド・フッテージ(found footage)

撮影者が死んだり行方不明になり、埋もれていた映像が発見・公開されるという体の作品。

※モキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)

 

「『クリフハンガー』から20年。ハーリン監督が再び雪山に挑む」っていう予告編。 内容・ジャンルも全く違うし無理矢理すぎるでしょ。

 

(見どころ)

●後半。地下施設に入ってからの展開はスリリングでエキサイティング。

 「ディセント」みたいだった。 オチも楽しめました。

 

(ディアトロフ峠事件)

●ディアトロフは登山隊の隊長の名前。作中でも解説していましたが、当時の調査によればテントを内側から破り裸足、軽装でマイナス30度の雪山へ飛び出し、遺体に外傷はないが、2人が頭骸骨骨折、別の2人が肋骨骨折、1人は舌がなく、衣服から高い放射線量が計測された者もいたとのこと。

矛盾脱衣(寒冷下に長時間いると暑いという錯覚を起こし服を脱いでしまう現象)や雪崩による圧迫での骨折が原因として考えられたりしてますが、

それでは舌のない遺体や放射線等の説明はつかず、未だ事件の真相は不明。

それ故、超常現象、宇宙人、イエティ、政府の陰謀説などが囁かれるようになったそうな。

 

(フィラデルフィア計画)

●1943年米の駆逐艦エルドリッジがニコラ・ステラ発案の戦艦ステルス化実験をフィラデルフィア海上で行ったら、ステルス化どころではなく完全に消えて2,500キロ以上離れたノーフォークへ瞬間移動して、その後またフィラデルフィアに戻ってきたという都市伝説。

 

★★★PICK UP LINES★★★

ディアトロフ峠事件

 

In February of 1959, nine Russian hikers ventured into the wilderness of the Ural Mountains.

Two weeks later, all nine were found dead.

It has become known as the Dyatlov Pass Incident.

 

1959年2月、ロシア人登山家9人がウラル山脈へ登山に向かう。

2週間後、全員が遺体で発見された。

のちにディアトロフ峠事件として知られるようになる。