チェーン・リアクション B

(CHAIN REACTION)1996

監督 アンドリュー・デイヴィス  
キャスト キアヌ・リーブス エディ
  レイチェル・ワイズ リリー
  モーガン・フリーマン ポール・シャノン
  ブライアン・コックス コリアー
  フレッド・ウォード フォードFBI捜査官
  ケヴィン・ダン ドイルFBI捜査官
  ツィ・マー チェン博士
  ニコラス・ルドール アリステア博士
  ジョアンナ・キャシディー マギー(天文学者)
    水素分子です。
    水素分子です。

次世代エネルギーの開発をめぐる陰謀に巻き込まれた男を描いたアクション・サスペンスです。

アクションは控えめ。FBIやCIAが絡んだ

陰謀ポリティカル・サスペンスが主体。

 

これといった特徴はありませんが、サスペンスで最後まで楽しめるだけのクオリティはあります。

サスペンス&アクションはこの監督の十八番のようです。

          (1993年「逃亡者」)

 

キアヌ、1994年「スピード」の頃に比べるとだいぶ細くなってるなー。

 

ちょっと古典的でいかにも映画音楽らしい、ジェリー・ゴールドスミスの

音楽よかった。

 

★★★PICK UP LINES★★★

シーン①心肺蘇生法

 

エディ

I started CPR.

I checked for breath, there was no breath.

I checked for pulse, there was no pulse.

I continued with CPR.

 

蘇生しようとしました。

呼吸も脈もありませんでしたが、人工呼吸、心臓マッサージを続けました。

 

※CPR(Cardio Pulmonary Resuscitation)心肺蘇生

心臓マッサージと人口呼吸のことですね。道具を使わず人の手で行われるものを指す事が多いようです。

最近いろんな所に置かれているAED(Automated External Defibrillator)自動体外式除細動器も広義ではCPRになるのかな。

 

 

シーン②次世代エネルギー

 

シャノン

Alistair was a dreamer. Clean air, free energy.

Noble concepts, but we live on a planet that is addicted to petroleum.

Now, what happens if you dump free energy onto the world market?

Stock markets would plummet.

Our own economy would collapse overnight.

Recession, unemployment, war.

The world is speeding up too fast now, Eddie.

We can barely hold on as it is.

 

アリステア博士は夢想家だった。

きれいな空気に、クリーンなエネルギー。立派な考えだ。

だがこの世界は石油にどっぷりと漬かっている。

そんな中、フリーエネルギーを世界に放りこんだらどうなる?

株は暴落。世界経済は一夜にして崩壊する。不景気、失業、戦争。

猛スピードで動いている世界に我々はどうにかしてしがみついているんだよ、エディ。

 

 

作中で水素エネルギーが次世代エネルギーとして取り上げられています。

作中では夢のような技術、SFとして描かれていますが、今や水素自動車が実用化されている時代。

水素もガソリンも引火すればドカンなのは同じですが、作中のような、あんな大爆発は起こらないと思います。

水素エネルギーはクリーンかもしれませんがフリーってことはないです。

現状ではむしろ石油より割高。化石燃料を使って作ると比較的安価ですむようですが、それでは本末転倒か。