ダウト ~あるカトリック学校で~ B
(Doubt)2008
監督 | ジョン・パトリック・シャンリー | |
キャスト | メリル・ストリープ | シスター・アロイシス |
フィリップ・シーモア・ホフマン | フリン神父 | |
エイミー・アダムス | シスター・ジェイムズ | |
ヴィオラ・デイヴィス | ドナルドの母 | |
ジョセフ・フォスター2世 | ドナルド・ミラー(黒人少年) | |
ロイド・クレイ・ブラウン | ジミー・ハーリー(従者の白人少年) | |
アリス・ドラモンド | シスター・ヴェロニカ |
厳格な女性校長と進歩的で親しみやすい神父。
神父にかけられた「疑い」をめぐる人間ドラマです。
元々は「ダウト 疑いをめぐる寓話」という舞台劇で、その原作者であるジョン・パトリック・シャンリーが本作の監督も務めてます。
自らの正義を徹底的に追及する校長、自らの正当性を主張する神父、そして人の心に生まれる「疑い」。そんなストーリーやキャラの正しさや妥当性について考えたい方は考えてもいいかと思いますが、あまり意味がないので、役者と役者の演技のぶつかり合いを楽しむ作品なんだと思います。一番の見せ場はもちろんメリル・ストリープ(アロイシス校長)VSフィリップ・シーモア・ホフマン(フリン神父)で、特にメリルは流石としかいいようがない。私が現在最も演技が巧いというか、すごいなと感じるモンスター女優です。
脇ではエイミー・アダムスも良かったですが、黒人少年の母親役を演じた
ヴィオラ・デイヴィスが素晴らしかったです。
(見どころ)
●実力派俳優陣の演技。
★★★PICK UP LINES★★★
フリン神父の説教
There are those of you in church today who know exactly the crisis of faith I describe, and I wanna say you, doubt can be a bond as powerful and sustaining as certainty.
When you are lost, you are not alone.
In the name of the Father, the Son and the Holy Ghost.
Amen.
今日、教会にお集まりの皆さんの中には、お話したような信仰の危機に直面する方もいるでしょう。私はその方々にこう申し上げたい。「疑い」は確信と同じくらい強く確かな絆となり得るのです。道に迷った時、あなたは一人ではない。
父と子と聖霊の御名によりて アーメン