ゾディアック A

(Zodiac)2007

監督 デヴィッド・フィンチャー  
キャスト ジェイク・ギレンホール ロバート・グレイスミス
  マーク・ラファロ デヴィッド・トースキー刑事
  ロバート・ダウニー・Jr ポール・エイブリー記者
  アンソニー・エドワーズ ビル(デヴィッドの相棒)
  クロエ・セヴィニー メラニー(ロバートの妻)
  ブライアン・コックス メルビン・ベリー弁護士
  フィリップ・ベイカー・ホール シャーウッド(筆跡鑑定士)
  イライアス・コティーズ マラナックス(バレーホ署)
  ドナル・ローグ ナーロウ警部(ナパ署)
  ジョン・キャロル・リンチ アーサー・リー・アレン
  クレア・デュバル リンダ(被害女性の姉)
  ダーモット・マローニー デヴィッドの上司 
  ザック・グルニエ ニコライ(司法省)

1968年から1970年代にかけてアメリカで

実際に起きた連続殺人事件(ゾディアック事件)に基づいたサスペンス映画です。

登場人物も全て実在の人で、現在存命の人も多いです。原作は本作の主人公でもあるロバート・グレイスミスの著書「ゾディアック」です。

 

「ゾディアックと名乗る殺人犯は一体誰なのか?」謎と混乱が深まる中、

事件にとりつかれて翻弄される男達に焦点を当てて描かれています。

事実を忠実に再現しているそうで、事件の経過を時系列順にとても丁寧に描いています。そのためスローテンポで2時間半強とちょっと長めの尺です。

 

観ていて誰が犯人か全然読めなくて、サスペンスとしても上手にできてるなと思っていたら、なんと実際にも犯人がはっきりとわかっていない未解決事件とのこと。ここまで丁寧に経過を描いてくれたのに犯人がわからずじまいというオチは、事実とはいえ消化不良の感。

 

良作だと思いますが、興行的に成功させようと思ったら、もっとテンポを

よくして尺を削り、きちっと犯人を捕まえて終わる形にした方がいいでしょうね。でもそうするとウソっぽくなっちゃうでしょうね。

 

この時代でシスコで殺人事件といえば「ダーティーハリー」だよなーなんて思って観てたら、劇中でも取り上げられててちょっとビックリ。 

 

(見どころ)

● 結局犯人ははっきりわからずじまいですが、終盤で主人公が犯人に

だんだんと迫っていくところは興奮しました。

 

★★★PICK UP LINES★★★

デイブ(本職刑事)とロバート(新聞社の風刺漫画家)

 

デイブ

I have been a cop for 25 years. Murder police for 12.

What do you do? You're a cartoonist.

(オレは刑事になって25年。殺人課で12年。あんたはなんだ。

漫画家だろ。 )

 

ロバート

So, what are you saying?

(何が言いたい?)

 

デイブ

I am saying Zodiac was my job. It is not yours.

(ゾディアックはオレの仕事だ。あんたの仕事じゃない。)