げに愚かな兄弟のお話。

金に困った兄弟が計画したのは強盗。

それも自分たちの両親が経営する宝石店への。保険により保証され被害者は誰も出ないと実行するも失敗。母親が銃で

撃たれ死亡。さらなる窮地へと追い込まれた兄弟は！？事件に疑問を抱き真相を探ろうとする父は！？

 

シドニー・ルメット監督の遺作となりました。ルメット監督らしい重厚な人間ドラマ。かなりずっしりと重たいですが

見応えはあります。

 

音楽も合ってて良かったなー。

 

（見どころ）

●家族の間で思惑入り乱れる人間ドラマ。

　父親に対する葛藤を抱えながら、どこまでも自分本位で落ちてゆく兄、

　翻弄され狼狽する弟、真実への執念を燃やす父

　いいですねー。

●メイン3人（兄弟と父親）の演技が実に見事。

特に我が子アンディを手にかけようとするチャールズを演じるアルバート・フィニーの表情が怖くていいです。