ゼロ・ダーク・サティ B

(Zero Dark Thirty)2012

監督 キャスリン・ビグロー  
キャスト ジェシカ・チャスティン  マヤ 
  ジェイソン・クラーク

ダニエル(拷問してたCIA)

  ジェニファー・イーリー ジェシカ(爆死した女性CIA)
  カイル・チャンドラー ブラッドリーCIA支局長
  ハロルド・ペリノー・Jr ジャック(黒人のCIA分析官)
  エドガー・ラミレス パキスタンで監視業務をしたCIA部隊長

ファレス・ファレス
ハキム(通訳できるCIA)
  レダ・カテブ アンマル(拷問されてた人)
  ジェームズ・ガンドルフィーニ CIA長官
  マーク・ストロング ジョージ(CIA本部での上司)
  マーク・デュプラス スティーブ(CIA本部の分析官)
  スティーヴン・ディレイン ジョージとCIA長官をつなげた人
  ジョエル・エドガートン パトリック(シールズ)
  クリス・プラット シールズ隊員

 

9・11 アメリカ同時多発テロ後、身を隠したオサマ・ビン・ラディン発見に

執念を燃やすCIAの女性情報分析官

を通して、ビン・ラディン殺害までを描いた作品。

 

最初に「当事者の証言に基づく物語」と前置きがあります。実際の事件を描いているので実名で登場する人も多いですが、拷問方法やCIAの諜報活動の

実態等、使えるところは使って組み直されたフィクション作だと思って観た方がいいと思います。

主人公マヤも特定の人物がモデルではなく、いろんな証言や人物を基に創られたキャラでしょう。

 

内容が内容のアメリカ映画なので、政治的・思想的なものが多分に含まれているんじゃないかと勘ぐってしまいますが、そんな感じはなかったです。

CIA女性分析官の執念の物語&ドキュメンタリー風のミリタリー・サスペンスとして楽しめる作品になっていると思います。

行われた事の是非を問うような感じではなかったですが、個人的にはこんな事してもテロはなくならいだろうなと思いました。

最後に輸送機に乗り込んだマヤもそんな虚しさを感じたのかなと思ったりしました。

 

タイトルの Zero Dark Thirty は軍事用語で午前0時30分の事らしい。

 

(見どころ)

●終盤の潜伏先への強襲作戦のドキドキ緊迫感。

画面が暗かったので、部屋真っ暗にして観ました。緊迫感が増した。

 

●控え目だけど緊張を煽るBGM

 

★★★PICK UP LINES★★★

マヤの執念①

 

ジャック

What are you gonna do?(でどうする?)

 

マヤ

 I'm gonna smoke everybody involved in this op, and then I'm gonna kill bin Laden.

(このテロの関係者を全員見つけ出して、ビン・ラディンを殺す。)

 

 

マヤの執念②

 

マヤ

Quite frankly, I didn't even wanna use you guys, with your dip and your velcro and all your gear bullshit.

I wanted to drop a bomb.

But people didn't believe in this lead enough to drop a bomb.

So they're using you guys as canaries, in the theory that if bin Laden isn't there, you can sneak away and no one will be the wiser.

But bin Laden is there, and you're gonna kill him for me.

(私だってあなた達なんて使いたくはなかったわ。手っ取り早く爆弾を落としたかったけど、信ぴょう性に欠けるって却下されて、カナリア代わりにシールズを送る事に。ビン・ラディンがいなかったらこっそり戻ってくれば済むしね。 でも、もしいたら、私のために殺して。)