ザ・ファイター A
(The Fighter)2010
監督 | デヴィッド・O・ラッセル | |
キャスト | マーク・ウォルバーグ | ミッキー・ウォード |
クリスチャン・ベール | ディッキー・エクランド | |
エイミー・アダムス | シャーリーン | |
メリッサ・レオ | アリス(母) | |
ジャック・マクギー | ジョージ(アリスの夫) | |
ミッキー・オキーフ | オキーフ(トレーナー/警官) | |
フランク・レンズーリ | ラナノ(マネージャー/タクシー会社オーナー) | |
シュガー・レイ | 本人役 |
兄ディッキー・エクランド、弟ミッキー・ウォード。実在の
プロボクサー兄弟をモデルにしたお話です。異父兄弟なので
姓が違います。
実話が元にはなってますが、話はもちろんかなり脚色されていると思います。
兄はかつてはあのシュガー・
レイからダウンを奪ったこともあるボクサーだったが、今はその過去の栄光とヤクに酔ういい加減男。
そんな兄を溺愛して干渉過多な母親。
兄弟家族での反目。でもやっぱ兄弟家族、離れられない絆がある。
不器用なボクサー兄弟の再生と絆の物語です。
厄介者家族の兄と母を演じたクリスチャン・ベールとメリッサ・レオがそろってアカデミー助演男優、女優賞を受賞しました。
クリスチャン・ベールは実に見事!
バットマンやジョン・コナーを演じる彼を見て華がないしイマイチだなーと思ってましたが、こういう人間臭い役をここまで見事に演じ切るとは。
「マシニスト」の時ほどではないにしろ、相当減量したんだろーなー。
他にも髪の毛抜いたり、歯並び変えたりしてるそうです。
マーク・ウォルバーグも悪くはなかったですよ。
兄弟の出身地ローウェルと同州のボストンの貧しい家庭で育ち、相当なワルだったので、ディッキーに共感するところがあったのでは。自身が製作にも入り、気合は入っていたでしょう。
シュガー・レイは本人が出てます。
また警官でトレーナーのオキーフさんも本人さん出演。
エンドロールにはミッキー&ディッキー本人が出てます。ディッキーはクリスチャン・ベールが演じたような感じのノリでした。
(見どころ)
●クリスチャン・ベールと、彼が演じたダメ兄貴ディッキー。
ベールの見事な役作りと、演じたディッキーの憎めなさがいい。
ダメで終わらなかったところがかっこいいですよねー。
●最後の試合は興奮しましたねー。
ミッキーを応援しちゃってましたよ。
ちなみに実際にはミッキーは世界挑戦には失敗してチャンプになってない
ので、あの試合は創作です。
世界挑戦後には作中でも名前だけ出ていた元世界チャンピオンのガッティ
と3度に渡る激闘を繰り広げます。
特にタイトルも持っていない彼の知名度が高いのはこのガッティ戦に
よるものでしょう。3戦すべてノンタイトルマッチでありながらボクシングファンから称賛される激しい打ち合いを演じてます。
★★★PICK UP LINES★★★
兄の教え クワッカ~!
ミッキー
「ヘッド、ボディ、ヘッド、ボディ」
シャーリーン
「それ何?」
ミッキー
「顔を狙うと相手は腕で防ぐから、あいた腹を狙う。すると今度は腕を下げるからまた頭を狙う。素人は知らないけど顔よりボディの方が効くんだ。」