廃墟探検の動画配信をするYouTuberカップル、ベンとティナが向かったは水深30メートルの湖底に沈む館。

 

湖に沈んだ呪われた屋敷で想像を絶する恐怖に見舞われる男女を描いたフランスのホラー作。

 

 

（水中 × 幽霊屋敷）

ホラー映画を撮り続けてきた仏人監督コンビが送るシチュエーション組み合わせホラー。

「水中」と「幽霊屋敷」を組み合わせて、閉塞感がヤバイホラー作に仕上げてます。

薄暗い古い館の中というだけで閉塞感ありますが、さらにその館全体が水の中。動きや呼吸が不自由な水中で何かあったら即溺死という恐怖が常に漂ってます。

 

（ストーリーはありがちだけど）

「何かヤバイ奴が憑りつている古い屋敷」

「過去、その館でおぞましい事件が起きていた！」

「その怨霊が襲いかかって来る！」

という至極ありふれた王道のホラー展開。

 

でも「全てが水中」というだけで、斬新に感じます。

1階からではなく、屋根裏から館に入って、下階へと降りて（潜って）いく展開も水中ならでは。

「下に降りる(潜る)」＝闇が深まり恐怖の深淵へと近づく感ある。

 

（ラスト）

ハッピーエンドでも、バッドエンドでも、どちらでもいいけれど、あの地味なラストはつまらなかった。

 

アクション大作を撮ってきた仏人監督ルイ･レテリエが製作総指揮めていたので、水中の屋敷が大爆発みたな派手なラストがあっても良かったかな。

 

（面白かったところ）

●水中ドローン

水中を自在に動く動画撮影用ドローン。

動体感知カメラで目に見えぬ怨霊を感知するなどの役割を与えられていましたが、館からの脱出とか、もっといろんなシーンで活用できる余地があったので、もったない。

 

高価で超ハイスぺ水中ドローンや潜水装備を、動画再生数に伸び悩むような人が持っている事に違和感がありましたが。