ザ・インタープリター A

(The Interpreter)2005

監督 シドニー・ポラック  
キャスト ニコール・キッドマン シルヴィア・ブルーム
  ショーン・ペン ケラー捜査官
  キャサリン・キーナー ウッズ捜査官
   イェスパー・クリステンセン ラッド警備主任
  イアール・キャメロン ズワーニ大統領
  イヴァン・アタル フィリップ(写真家)
  ジョージ・ハリス クマン・クマン
  シドニー・ポラック ケラーの上司
国際連合(UNITED NATIONS)の本部 ニューヨークの中心マンハッタンにあります。各国の国旗はアルファベット順になってます。
国際連合(UNITED NATIONS)の本部 ニューヨークの中心マンハッタンにあります。各国の国旗はアルファベット順になってます。

観終わってみれば、ありがちなストーリー展開で、ありがちなラストを迎えた映画でしたが、不思議と楽しく観られました。

ストーリーに目新しさはありませんが、丁寧に撮られた良質の作品だとは思うので、サスペンス映画としては十分及第点でしょう。

話が多少複雑ですが、2時間強の

映画ならばこれくらい複雑な方が

見応えがあるでしょう。

主役の2人が恋愛的な感じになりすぎなかったのは良かったかな。

 

この映画では実際に国連の内部で

撮影が行われています。

国連が映画のロケ等を許可するのは極めて異例な事だそうです。

 

シドニー・ポラック最後の監督作品です。 

 

(見どころ)

●主演の二人。良い演技だったと思います。

ニコール・キッドマン とにかく美しい。これぞ美人!

ショーン・ペン ちょっとわざとらしくも感じましたが、いい演技でしたよ。

 

(好きなところ)

●バスのシーンは緊迫感があってよかったです。

  

★★★PICK UP LINES★★★

「溺れる者の儀式」

これがこの作品のテーマかな。究極の選択ですね。

 

If someone is murdered, a year of mourning ends with a ritual

that we call the Drowning Man Trial.

 

There's an all-night party beside a river.

At down, the killer is put in a boat.

He's taken out on the water and he's dropped.

He's bound so that he can't swim.

 

The family of the dead then has to choose.

They can let him drown, or they can save him.

 

誰かが殺されると、1年間の喪が明けるとともに「溺れる者の裁き」

という儀式が行われるの。

 

川辺で夜通し宴を催し、夜が明けると船に乗り、殺人者を泳げないように縛って川に落とすの。

 

そして遺族が選択するの。そのまま溺れされるか、助けるかを。

 

 

 *タイトルのinterpreterは通訳者って意味です。