コンテイジョン

(CONTAGION)2011

監督 スティーヴン・ソダバーグ  
キャスト ローレンス・フィッシュバーン チーヴァー博士 (CDC責任者)
  ケイト・ウィンスレット エリン・ミアーズ医師(チーヴァーの部下)
  ジェニファー・イーリー アリー・ヘクストール(CDCワクチン開発)
  マット・デイモン ミッチ・エムホフ(克服したパパ)
  アナ・ジェイコブ・ヘロン ジョリー(ミッチの娘)
  ジュード・ロウ アラン・クラムウィディ(記者?)
  マリオン・コティヤール レオノーラ・オランティス医師
  チン・ハウ スン・フェン(香港担当者)
  グウィネス・パルトロウ ベス(ミッチの妻)
  エリオット・グールド サスマン博士(培養方発見)
  ブライアン・クランストン ハガティ海軍少将
  ラリー・クラーク デヴィッド(シカゴでのミアーズの同僚)
  ディミトリ・マーティン アリーの同僚
  ナサ・レイサン オーブリー(チーヴァーの恋人)
  ジョン・ホークス ロジャー(CDC雑務係)

 

タイトル CONTAGION(接触感染)の通りに、

致死率の高い未知のウイルスが国境を超えて

感染拡大。パンデミック(世界的感染)からその収束までを描いた作品です。

 

観る前には、感染パニックもの・・飽きずにまだ作るかのかと思いましたが観てみるとパニック映画というよりかは、パンデミックが実際に発生した場合、研究者たちは、家庭では、社会では、メディアでは一体どんな事が起きるのかをリアルに生々しく描いた硬派な作品でした。

 

淡々としていて劇的なドラマはなく、恐怖やパニックが渦巻く社会にゾッとする、そんなホラーなのかな。

 

硬派な内容に即した硬派なキャスト達が良かったです。

特にケイト・ウィンスレットが良かったなー。

 

感染パニック系は、感染後ゾンビ化するしないで分かれます。

ゾンビ化しないもので、もっとドラマチックに楽しめるものでは1995年「アウトブレイク」、ゾンビ化するもでは2007年「28週後...」が怖くていいかな。

 

CDCについて

Centers for Disease Control and Prevention

日本語では米疾病対策センター、アメリカ疾病管理予防センターなど、

いろいろ呼ばれてます。

ジョージア州アトランタにあるアメリカの機関ですが、世界中で活動し、

WHOと並び、感染症の予防や対策において主導的な役割を果たしている所です。

 

(見どころ)

●作中でもチーヴァー博士が言ってましたがウイルスよりもデマやパニックはもっとひどい。ウイルスそのものよりも、人の恐怖心や猜疑心の方がよっぽど恐怖です。

乾いた感じのBGMも緊迫感があってよかった。

 

★★★PICK UP LINES★★★

RO値(基本再生産数 basic reproduction numberミアーズ医師の説明

 

For every person who gets sick how many other people are they likely to infect?

So seasonal flu, that's usually about one.

Smallpox, on the other hand, it's over three.

Now, before we had a vaccine polio spread at a rate between four and six.

Now, we call that number the R-naught(R-0).

R stands for the reproductive rate of the virus.

 

病気になった人間が一体何人に二次感染させるのか。

季節性インフルエンザなら普通は1人。

それに対して天然痘は3人以上。

ワクチンがまだなかった頃のポリオでは4から6。

これらの数字はR-Oと呼ばれています。

Rはウィルスの再生産率を意味します。