刑事ニコ 法の死角 C

(ABOVE THE LAW)1988

監督 アンドリュー・デイヴィス  
キャスト スティーブン・セガール ニコ・トスカーニ
  パム・グリア ドロレス・ジャクソン( ニコの相棒)
  ヘンリー・シルヴァ ローゼン(拷問官)
  ダニエル・フェラルド サルバノ
  シャロン・ストーン サラ(ニコの妻)
  ニコラス・クセンコ ニーリーFBI捜査官
  チェルシー・ロス ネルソン(CIA ニコの元同僚)
  ロン・ディーン ルーカス(シカゴ市警 ニコの同僚)
  ジョー・グレゴ ジェナラ神父
  ヘンリー・ゴディネズ  トマシーノ神父

「無敵オヤジ」セガールのデビュー作。

オヤジと呼ぶにはちょっと早い、若くてスマートなセガールを見れます。

         (当時36才)

内容はお決まりの「CIAの陰謀」絡みのサスペンス&アクションの刑事モノ。

邦題に「法の死角」とあるのでシリアスなサスペンスかなと思わされますが、

そんな事はないです。

セガール・アクションも随所に見られますが、サスペンス、アクションともに

陳腐、平凡。

 

 

 

冒頭で主人公が自身の履歴を語ってますが、これはセガール自身の経歴とも重なります。17歳で来日。10年以上大阪で暮し合気道で7段取得。道場の娘の日本人と結婚。二児をもうけるも破局して帰国。

主人公はイタリア系移民という設定でしたが、セガール自身はアメリカ生まれ、アメリカ育ち、大阪修行。父母はユダヤ系とアイルランド系とのことですが、切れ目で黒髪はアジアっぽい気も。

 

ちょいロン毛の黒髪オールバックで、武術の達人で無敵感満載という

セガールキャラはすでに出来上がってます。

そしてこのキャラ1本で20年以上。 確かに無敵かも。

 

セガールアクションは合気道をはじめとした日本や中国の古武術が基ですが、そのまんまだと画的に地味なのでアレンジはしてるんだと思います。

 

セガールとアンドリュー・デイヴィス監督のコンビでは

1992年「沈黙の戦艦」がヒットしてます。

 

(見どころ)

●若くてスリムな無敵オヤジ

★★★PICK UP LINES★★★

若き日のセガール 合気道修行

 

When I was a little boy, my father took me to a baseball game.

They had a martial arts demonstration and I saw this old Japanese man doing things that I though were magical.

And I developed a crazy dream to go to the Far East.

By the time I was 17, I was there, studying with the masters.

 

子供頃、父に連れられ野球観戦に行った時のことだ。

そこで武術の実演が行われていて、私は魔法とも思えるような日本の老人の技に目を見張った。そして極東の地、日本に行きたいという思いを強くしてきた。17歳の時、それが現実となったのだ。