古代エジプトの神オシリスが息子のホルス(ﾆｺﾗｲ･ｺｽﾀｰ･ﾜﾙﾄﾞｰ)に王位を譲位する式典で、オシリスの弟セト(ｼﾞｪﾗﾙﾄﾞ･ﾊﾞﾄﾗｰ)がクーデターを起こして王位を奪う！

力の源である両目を奪われたホルスが人間の盗人ベックと協力してセトを倒すため立ち上がる！

 

古代エジプトを舞台にしたアクション･ファンタジー･アドベンチャー。

 

いい神がいて、悪い神もいて、人間もいて、美女もいて、モンスターも出てきて、愛があり、復讐もあり。

コンスタントに作品が作られ続けるとっても魅力的な題材なんだと思います、古代エジプットって。

 

設定は古代エジプトの神話に基づいてます。

兄オシリスを殺した弟セトと、オシリスの子ホルスが戦い、ホルスが勝利して王位を奪い返すのは神話の通り。

セトとの戦いで奪われたホルスの左目は、古代エジプトでよくみる「ウジャトの眼」と呼ばれるシンボルになってます。

世界を喰らおうとするアポピスも太陽神ラーの運行を邪魔する悪の化身として神話に登場します。

 

獣化して戦うアイデアも面白かったです。画的には浮いてますが。

神話に基づき、セトはジャッカル、ホルスはハヤブサがモチーフになってます。ホルスのハヤブサが牙狼(GARO)に見えてしょうがない。

 

プロヤス監督はエジプト生まれのオーストラリア人。

本作は米豪の合作映画で、オーストラリア人のキャストが多めです。

 

（見どころ＆好きなところ）

●ビジュアル的に派手で激しく、スケールの大きいアクション満載で、それだけでも楽しめました。

 

●神と人間のデコボコチーム。

目的や価値観にちょっとずれのある神と人の共闘。最初は嚙み合わないけど、だんだん友情が芽生えてく感じは好きです。

神が人間より一回り大きいのは視覚効果だと思います。

 

●愛の女神ハトホル役のエロディ・ユンも名前の通りエロくてセクシーな感じが良かったですが、町娘ザヤ役のコートニー・イートンの幼げなフェイスとダイナマイトなバディが素晴らしいです。