キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン A

(Catch me if you can)2002

監督 スティーブン・スピルバーグ  
キャスト レオナルド・ディカプリオ フランク・アバグネイル・Jr 
  トム・ハンクス カール・ハンラティ 
  クリストファー・ウォーケン フランクの父
  ナタリー・バイ フランクの母(ポーラ)
  エイミー・アダムス ブレンダ(ナース)
  マーティン・シーン ブレンダの父
  ブライアン・ホウ アムダスキー(カールの部下)
  フランク・ジョン・ヒューズ フォックス(カールの部下)
  ジェニファー・ガーナー シェリル(一夜限りの美女)
  ジェームズ・ブローリン バーンズ(ポーラの再婚相手)

実在の詐欺師フランク・アバグネイルを描いたドラマです。

 

寂しがり屋でどこか憎めない詐欺師

フランク。執念深くも、フランクに情を

もって接するFBI捜査官のカール。

2人とも人間味豊かに描かれた爽やかな

ドラマです。実話を巧く脚色し質の高いエンターテイメントに仕上がってます。

 

フランク本人が1980年に出版した自伝「Catch me if you can」(邦題:世界をだました男)が元になってます。

パイロットや医師へのなりすまし、

偽造小切手の作成等、彼がやった詐欺行為はみな事実です。

また劇中でも言ってましたが、ルイジアナ州の司法試験にはホントにうかってるんだから驚き。やっぱ頭はすげーよかったんでしょうねー。16歳で家出して逮捕されるのが21歳。うーん、すごいなー。

 

ただし話はかなり脚色されてます。そして自伝本そのものもかなり脚色、

誇張されているとの指摘もあります。

ちなみに捜査官のカールは実在の人物ではなく創作です。

 

劇中最後にフランクのその後について少し触れていましたが、FBIで働いた後は職を転々とした後、金融業界へのセキュリティー・コンサルタント会社を立ち上げ大成功。現在もご健在です。

本人も警官役でカメオ出演していたそうです。

 

(見どころ)

●フランクとカールの温かみのあるキャラ。

 

(好きなところ)

●オープニングのアニメーションと、ジョン・ウィリアムズのメインBGM。

 オシャレな感じがいい感じ。

 

★★★PICK UP LINES★★★

稀代の詐欺師

 

From 1964 to 1967 I successfully impersonated an airline pilot for Pan Am Airways and I flew over two million miles for free.

During that time, I was also the chief resident pediatrician at a Georgia hospital and an assistant attorney general for the State of Louisiana.

By the time I was caught, I was considered the youngest and most daring con man in U.S. history.

I had cashed almost four million dollars in fraudulent checks in 26 foreign countries and all 50 states.

And I did it all before my 19th birthday.

 

1964年から67年にかけてこの人物はパンナム航空のパイロットになりすまし、320万キロ以上の空をただ乗り。その間にはジョージアの病院で小児科の主任医師を務め、さらにルイジアナでは検事補佐(地方次官)にもなったのです。

捕まった時には、アメリカ史上もっとも若く、もっとも大胆不敵な詐欺師となっていました。国外26カ国と全米50州において偽造小切手で手に入れた額は400万ドル。その全てが19歳の誕生日を迎える前のことでした。