ガール・オン・ザ・トレイン 

(The Girl on the Train)2016

監督 テイト・テイラー  
キャスト エイミー・ブラント レイチェル 
  ヘイリー・ベネット メガン・ヒップウェル
  レベッカ・ファーガソン アナ・ワトソン
  ジャスティン・セロー トム・ワトソン(アナの夫、レイチェルの前夫)
  ルーク・エヴァンス スコット(メガンの夫)
  エドガー・ラミレス カマル・アブディック(精神科医)
  アリソン・ジャニー ライリー(女刑事)
  ローラ・プレポン

キャシー(レイチェルのルームメイト)

  ダーレン・ゴールドスタイン

いつも電車にいる男

  リサ・クドロー マーサ(トムの上司の妻)

アル中になり、夫に浮気されたうえ捨てられ心のバランスを崩した女レイチェル。

(エイミー・ブラント)

浮気相手と再婚し、かつて自分と暮らした家に新たな家庭を築いた元夫トムの家を電車の窓から眺めて悶々とする日々・・・

 

トムの浮気相手で再婚相手の女アナ(レベッカ・ファーガソン)

 

アナの隣人でベビーシッターを務める若妻メガン。(ヘイリー・ベネット)

 

3人の女の哀しき物語。

原作はイギリスの小説家ポーラ・ホーキンズの2015年の同名小説。

 

スリラー・サスペンス調ですが、登場人物も限られているので、犯人探しのサスペンスではなく、3人の女性のドラマをメインに据えた作り。

同じ出来事でも、3人それぞれの視点から描こうとするため、時系列が前後しながら進んでいきます。なのでストーリー展開を少し掴みにくいかも。

 

(見どころ)

●メインキャストの女優3人の演技。3人とも顔のアップが多い作品でした。

特にレイチェル役主演のエイミー・ブラントは、メイクの助けもあるかと思いますが、うらぶれた女の廃れた表情が秀逸。

メガン役の若手ヘイリー・ベネットも影のある若妻を好演してました。

 

(好きなところ)

●アナの最後の一ひねり。 女の怖さと覚悟。

 

★★★PICK UP LINES★★★

メガンの浮気現場らしきものを目撃して壊れるレイチェル

 

I could never find the words to describe how I felt when I read that e-mail.  But this morning, I did.  I did.

When I saw that woman kissing someone else, betraying her husband, I felt... I felt it.  I felt pure rage.

It was like something had been taken from me again.

If I could... If I could, I'd just go to her house, and I'd go and find her sitting at the kitchen table, and I'd just...I'd wrap my hand in her long blonde hair and I'd jerk her head back, I'd just jerk it back and then I'd pull her down to the ground and I would just smash her head all over the floor!!

 

あの浮気メールを見た時、自分の感情をどう表現したらいいかわからなかった。でも今朝わかった。分かったのよ。あの子が他の誰かとキスしているのを見て、彼女が夫を裏切っているの見て感じたの。

抑えきれない激しい怒りを。

私からまた大切な何かが奪われるような気がして。

できることなら彼女の家に行って乗り込んで、キッチンテーブルに座る彼女の長い金髪をつかんで引っ張ってやる。思いっきり。

そして床に引きずり倒して頭を何度も床に叩きつけてやる!!