裏窓 C

(REAR WINDOW) 1954

監督 アルフレッド・ヒッチコック  
キャスト ジェームズ・スチュアート ジェフ
  グレース・ケリー リサ
  セルマ・リッター ステラ(看護師)
  ウェンデル・コーリイ ドイル刑事
  レイモンド・バー ラーズ・ソーワールド(セールスマン)
  ジョージーヌ・ダーシー グラマーなダンサー 

事故で足を骨折し自宅アパートで車いす生活を余儀なくされる男。することと言えば、家の窓から向かいのアパートの窓や裏庭を眺めて隣人達の人間模様を観察することくらい。

ある日、不思議な行動をする隣人を見つけ、殺人事件の犯人ではと疑いを持ち始める・・・

 

ジェームズ・スチュアートにグレース・ケリー。ヒッチコック監督のお気に入り俳優2人を主演に据えて、サスペンスの神と言われる監督の才能が如何なく発揮された傑作サスペンスとの呼び声高い作品ですが、案外退屈なお話でした。

 

軸となるサスペンスパート以外にも、隣人達それぞれのショートドラマを絡めた構成。それが仇になってしまい肝心のサスペンスパートがぼやけてしまっている気がする。

練られた構成で、余分なく、狙った事を効果的に観せようとする監督の

スキルはわかりますが、出来すぎててかえってリアルさがないかな。

 

主人公の部屋とその窓から見えるアングルだけで撮られており、他のヒッチコック作でも見られるような舞台劇みたいなテイストになってます。

 

終盤の緊迫感はなかなかよかったですが、あのフラッシュ攻撃は意味あったのかな・・・

 

(見どころ)

●皮肉やユーモアの効いた台詞

 

(好きなところ)

●グレース・ケリーの顔アップでの登場シーン。ドキッとしちゃうね。

 

★★★PICK UP LINES★★★

近隣覗き見

 

Six weeks sitting in a two-room apartment with nothing to do but look out the window at the neighbors.

 

6週間もアパートの窓から近所を眺めるだけなんだ。