ソ連が英国秘密情報部に送り込んだスパイ”もぐら”を見つけだせ！スパイ・サスペンスドラマ。英仏独の合作。

 

非常に硬い作りです。落ち着いた音楽･撮り方･演技で、

スリリングさよりも、沈重な雰囲気や役者の演技を味わう、大人向け、映画好き向けのドラマに仕上がってます。

スパイというどこか不毛な感じもする世界で生きてきた哀愁漂うおじさんたちを観るドラマ。

派手な演出がないので、ちょっと退屈に感じる人もいるかも。

質の高い作品ですが、やっぱちょっと地味だなー。

 

ストーリーもしっかりしていて余分がないんですが、状況説明的な部分も

あまりないので、話を理解するのが少し難しい。

 

原作はジョン･ル･カレの1974年の同名小説「Tinker, Tailor, Soldier, Spy」です。カレは本作以外にもジョージ・スマイリーを主人公とした小説を2作品書いているので、そっちも映画化されるかもしれないし、されないかもしれない。

 

作中で「サーカス」と呼ばれていた諜報機関は、007でもお馴染みのMI６の事ですが、これは作中での呼称で、実際にそう呼ばれているわけではないです。

 

（見どころ）

●豪華なキャスト。実力派のベテランばかり。抑えの効いた演技。

　おっさんばっかりなので画的には映えないけど。