アナイアレイション  -全滅領域- C

(ANNIHILATION)2018

監督 アレックス・ガーランド  
キャスト ナタリー・ポートマン  レナ(生物学者)
  ジェニファー・ジェイソン・リー ヴェントレス(心理学者)
  オスカー・アイザック ケイン(レナの夫)
  テッサ・トンプソン ジョシー・ラデック(物理学者)
  ジーナ・ロドリゲス アニャ(救急隊員)
  ツヴァ・ノヴォトニー キャシー・シェパード(人類学者)
  デヴィッド・ジャーシー ダン(レナの同僚)
  ベネディクト・ウォン 尋問官
  ソノヤ・ミズノ ケイティ(医学生)
マーブリング、久しぶりにしてみた。なかなか楽しかった
マーブリング、久しぶりにしてみた。なかなか楽しかった

軍の極秘任務に参加して以来行方不明になっていた夫が記憶を失った状態で突然戻ってきた。

彼の任地は謎の光に包まれたシマーと呼ばれる領域。送り込まれた調査隊の中で生還できたのは彼のみだった。

再び派遣される調査隊への参加を志願した妻レナ

 

あらゆる生物の遺伝的変異が進む謎の領域を進むレナたちが目にするものとは!?

 

(ホラー要素を強めに効かせた不思議系SFドラマ)

謎の領域が醸す不思議感、美しさ、怖さ、謎

そういったものを感覚的(視覚的)に味わう作品

目的や理由などがハッキリとわかるようなストーリーではないので、雰囲気を楽しめないと意味不明でつまらないと思います。

 

原作は米の作家ジェフ・バンダミアの3部作小説(サザーン・リーチ・シリーズ)の1作目「全滅領域」。

監督&脚本はイギリス人のアレックス・ガーランド。

米英合作映画ですが、ハリウッド感はあまり感じない作りです。

 

(見どころ)

●いろんなものが溶け合い、美しくも、おどろおどろしい世界

全体的に虹色がかった景色など、画的な美しさや怖さを楽しめればいいのかなと思います。

「蠢く人間の腸」「人語を発する獣」は怖かった。

 

全体的な雰囲気から漫画「ベルセルク」を思い起こしたり。

また、不思議な雰囲気や人の形を模そうする存在から2014年「アンダー・ザ・スキン  種の捕食」を思い起こしたり。

 

演技的にはヴェントレス役のジェニファー・ジェイソン・リーの不遜な感じが良かったです。

 

(これも溶け合った世界?)

夫婦役だったナタリー・ポートマンとオスカー・アイザック。

共演はしていませんがスター・ウォーズ・シリーズでメインキャストを演じた2人が邂逅。

また、こちらも共演はなかったもののMCUのマイティ・ソー・シリーズでメインキャストを演じたナタリー・ポートマンとテッサ・トンプソンも邂逅。

 

★★★PICK UP LINES★★★

屈折し、溶けて混ざり合う遺伝子

 

ラデック

The Shimmer is a prism, but it refracts everything.

Not just light and redio waves.  Animal DNA.  Plant DNA.  All DNA.

(シマーは全てを屈折するプリズムなのよ。光や電波だけじゃない。

人間のDNAも植物のDNAも全て。)

 

アニャ

What do you mean, all DNA?(全てのDNA?)

 

ヴェントレス

She's talking about our DNA.(私達のDNAもってことでしょ。)

 

 

※タイトルの annihilation は「消滅」「全滅」という意味。

 

 

メインカテゴリー  
SF ホラー
   
サブカテゴリー  
奇妙、不思議系  
公開年  
2018年  
ランク  
C  
年代  
   
舞台