アイ、ロボット 

(I, ROBOT) 2004

監督 アレックス・プロヤス  
キャスト ウィル・スミス スプーナー
  ブリジット・モイナハン カルヴィン
  アラン・テュディック サニー
  ジェームズ・クロムウェル ラニング博士
  ブルース・グリーンウッド ランス・ロバートソン
  シャイ・マクブライド ジョン(スプーナーの上司)
  エイドリアン・L・リカード スプーナーの祖母
  シャイア・ラブーフ チャラい兄ちゃん

【ロボット三原則】

①、ロボットは人間に危害を加えてはならない

②、①に反しない限り、ロボットは人間の命令に従わなければならない

③、①②に反しない限りロボットは自己を守らなければならない

 

全てのロボットに三原則が組み込まれ、人間に危害を加える事など無く、あらゆる分野で人間に代わって動き、サポートを行う人型ロボットが当たり前のように存在する社会。

 

最新型モデルNS-5が世に出ようとしていた矢先、開発者でロボット工学の権威ラニング博士が死亡する。現場の状況から自殺と思われたが、過去の経験からロボット嫌いになった刑事スプーナーは、事件にロボットが関与しているのではと疑う。

博士のラボに潜んでいたNS-5は自らをサニーと名乗り、三原則に縛られずに行動できるよう作られていた!サニーとは一体なんのか!?

 

原案は三大SF作家の一人アイザック・アシモフの短編小説集「 I, Robot」(われはロボット)ですが、ストーリーはほぼ別物。

 

(SFらしいSF)

自我を持ったAIが人間に反旗を翻すというド定番のストーリー展開ですが、定番の持つ面白さを楽しめます。

SF要素、アクション要素のバランスもクオリティもかなり高い良作SF。

 

(NS-5)

無機的でもあり有機的でもるようなデザインがいいです。

人間と同じような目があり、感情を表現できるようになってます。

無表情の時が超怖い。

サニーはもちろんCGですが、動きや顔の表情は役者が演じています。全身タイツを役者が着て演技し、その後、タイツ姿の役者がサニーの映像に置き換えられます。(モーションキャプチャー)

CGだけでもいけるのかもしれませんが、タイツ姿という滑稽な姿でも役者が演じた方が、他の役者が演じやすいという利点があります。CGだけだと何もない所に向かって話しかけたりしなきゃならないので。

 

(見どころ)

●無表情なロボット達が怖い

ワラワラと出てくる道路上でのバトルが良かったです。

 

●主人公スプーナーのロボット嫌いキャラ

ロボットへの不信が物語を進めていくので、そうなった理由にも説得力があって良かったです。

またそれにより、スプーナーもある意味ユニークな存在(メンタルもフィジカルも)になっているのがいいです。

 

★★★PICK UP LINES★★★

ロボット三原則

 

The Three Laws of Robots

 

・The First: A robot cannot harm a human being.

        (ロボットは人間に危害を加えてはならない。)

 

・The Second: A robot must obey any order by a human being.

     (ロボットは人間の命令に従わなければならない。)

 

・The Third: A robot can defend itself only when that action

             does not conflict with the first or second laws.

     (1条、2条に反しない限り、ロボットは自己を守らなけ

     ればならない。)  

 

※この三原則もアシモフの原作小説で書かれたものです。 

 

   

メインカテゴリー  
SF  
アクション  
サブカテゴリー  
   
公開年  
2004  
ランク  
 
年代  
2035年  
舞台  
アメリカ シカゴ